セブの火災現場で生きる住人たち、焼けた住居の鉄筋を集めて1キロ23円で売る

フィリピン・セブ市ロレガで3月18日に発生した火事の焼け跡。3月20日付サンスターによると、少なくとも500家屋が焼失、5400人以上が避難したという。だが被災した住人たちは焼け跡でもたくましく生きている。その様子を写真とともにお届けする。

焼けた住居のコンクリートの壁を壊し、中に埋め込まれた鉄筋を集める男性。1キログラム10ペソ(約23円)で売れるという。他人の住居であっても破壊する。金目のものは早めに回収する

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集めた鉄筋はバランガイ(地区)の外のメインロードに置かれ、トラックで持っていかれる。動きが素早い

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焼け跡を練り歩きながらアイスクリームを売る男性。1つ10ペソ(約23円)だった。少年が食べているのは、フィリピン名物であるウベ(紅イモ)のアイスクリーム

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焼け跡でたたずむ子どもたち。何を考えているのだろう

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ロレガ地区は墓地を不法占拠して暮らす人たちが多い。焼けなかった墓地の上にのってつかの間の休息をとる被災者ら

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ビニールの日除けを設置し、そこに集まる女性たち。セブ市は援助を全面的に約束しているが、バランガイの中の道は人ひとりが通るのがやっという狭いところもある。再建は、道を広げないと難しそうだ