モン州から逃れてきてバンコク中心部のバーで働くタングモーさん26歳
2歳の息子に会いたい
バンコクの生活は苦労が多く、いつか故郷に戻りたいというのがタングモーさんの本音だ。
「差別もなく、静かで愛する家族もいるミャンマーに帰りたい。ミャンマーでヘアサロンを開いてみんなを美しくハンサムにしたいんだ」(タングモーさん)
だが現実は厳しい。ミャンマーが「平和」になり、経済が回復して、家族を養えるだけの収入をみんなが得られるようになるのはまだ先の話。そうした中、バンコクで一生懸命に働き続けるのは、ミャンマーに残した家族のため。「自分が幼いころから困っているときはいつも助けてくれた両親とかわいい2歳の息子には楽をさせてあげたいからね」
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