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米国の調査会社ピューリサーチセンターはこのほど、先進国・新興国・途上国の生活満足度を調べ、その結果を発表した。これによると、新興国で暮らす人々の生活満足度は、リーマンショック前の2007年より上がり、先進国の水準に近づいていることがわかった。調査方法は、満足度をゼロ(最低)から10(最高)でそれぞれの国民が自己評価し、このうち7~10を「満足」とした。
調査対象43カ国・地域のうち、生活満足度が最も高かったのは新興国のひとつメキシコ(79%)だ。これに、イスラエル(75%)、ベネズエラ(74%)、ブラジル(73%)、アルゼンチン、エルサルバドル(ともに66%)が続く。上位6カ国の中で、イスラエル(先進国)とエルサルバドル(途上国)を除く4カ国を新興国が占めた。
先進国の生活満足度をみると、米国65%、ドイツ60%、英国58%、イタリア48%、韓国47%、日本43%など。日本の数字は、ロシアの43%やパレスチナ自治区の40%などと同じ水準だった。先進国の平均値は53%。新興国と途上国の平均はそれぞれ50%、43%。
2007年と14年の生活満足度を比較した場合、数字が最も伸びたのはインドネシア。23%から58%へと35ポイント向上した。以下、中国(26ポイント増)、パキスタン(22ポイント増)、マレーシア、ロシア(ともに20ポイント増)、ウガンダ(18ポイント増)の順。経済成長著しいアジア諸国の生活満足度がアップしたことが見て取れる。