2018-03-01

日本・ミャンマー合作映画「一杯のモヒンガー」、3月18日の「ゆうばり映画祭」で上映へ

日本とミャンマーの映画関係者が協力して製作したミャンマー語短編映画「一杯のモヒンガー」(ミャンマー語原題:Mohingar Tapwe!!、製作:一杯のモヒンガー製作委員会)が、3月15日から北海道・夕張市で行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で上映されることになりましたので、ここにお知らせいたします。本作品の映画祭での上映は、2017年9月のワッタン映画祭(ミャンマー・ヤンゴン)に続き、2回目となります。

約28分の短編映画「一杯のモヒンガー」は、ミャンマー人向けにオールミャンマー語、ミャンマー人オールキャストで撮影された、ミャンマー初の料理コメディです。ミャンマーの代表的料理で、日本のラーメンに通じるモヒンガーを題材とし、若いモヒンガー職人が父の遺志を継いで、巨大組織に闘いを挑むストーリーです。

製作は日本側とミャンマー側が設立した「一杯のモヒンガー製作委員会」。制作は「Make Sense Entertainment Co., Ltd.」が担いました。監督は北角裕樹(きたずみ・ゆうき、東京都出身)、共同監督はアウントゥレイン(ヤンゴン出身)が務めました。主演はネイウーライン(ヤンゴン出身)、脚本は平田悠子(ひらた・ゆうこ、東京都出身)、プロデューサーは新町智哉(しんまち・ともや、兵庫県出身)です。

監督の北角は「思ってもみなかったことで、大変光栄に思います。身の引き締まる思いです」と話しています。また主役のネイウーラインは「この映画は日本とミャンマーの人が協力して作ったものです。日本の人にもぜひ見てもらいたいと思います」とコメントしています。

ゆうばりファンタスティック映画祭は、1990年から形を変えて続いている国際映画祭で、28回目の今年は3月15日から19日に開催されます。SFやホラー、ファンタジーなど、国内外の作品が上映される予定です。一杯のモヒンガーは3月18日夜の上映となります。

ゆうばりファンタスティック映画祭の紹介ページ
http://yubarifanta.com/films/4556/

一杯のモヒンガー公式トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=gxO1WqkdfwM

【本件問い合わせ先】

監督・北角(+95-(0)9-450236700、kitazumi1@gmail.com) プロデューサー・新町(+95-(0)9-771095840、tomoya@spreadmyanmar.com)

【あらすじ】

ミャンマーナンバーワンのモヒンガー職人を父に持つ少年ネインジャンは、父に料理を教わりながら幸せに暮らしていた。そんなある日、父の手腕を欲した悪のモヒンガー秘密結社が店を訪れた。仲間に加わるように迫る組織に対し、父は一貫して協力を拒否。業を煮やした組織は店に火をつけ、父をこの世から消した。

ネインジャンは、父の敵討ちを誓い、モヒンガーの修行に明けくれる。そして15年後、一人前のモヒンガー職人になったネインジャンは巨大組織に闘いを挑んでいく。その時ネインジャンは、この戦いが自らの運命とミャンマーの伝統を賭けた闘いに発展するとは想像すらしていなかった…。