緊急人道支援の国際 NGO ジャパン・プラットフォーム、「ミャンマー水害被災者支援 2015」 出動を決定
特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(東京都千代田区/以下、JPF)は、7 月中旬から降り続いているミャンマーにおける豪雨による被災者支援のため、8月5日に出動を決定しました。
ミャンマーに 7 月中旬から続く豪雨は、同国の北・西部地方のいたるところに洪水被害をもたらしています。国際連合人道問題調整事務所(OCHA)によると、被災者は 25 万 9000 人、死者は 69 人を数えています※1。
通信手段の遮断により、いまだ正確な被害状況が伝わっておらず、被害規模は増大することが予測されています。8月4日、ミャンマーのテイン・セイン大統領は、チン、ラカイン州とサガイン、マグウェ管区の合計 4つの地方行政区に非常事態宣言を発しました。国際連合、ミャンマー赤十字、市民団体などが、現地での活動を開始しています。
JPF は、「ミャンマー水害被災者支援 2015」として、8月5日に出動を決定しました。現在、加盟 NGO2団体が関心表明・出動準備に入っています。JPF柴田裕子海外事業部長は、「出動する加盟 NGO は、ミャンマーでの活動実績があり、現地支援関係者との連携が既に出来ており、迅速に事業を開始することができます」と述べています。
現時点における、JPF「ミャンマー水害被災者支援 2015」の活動方針は以下のとおりです。今後の状況につきましては、随時ホームページ等でご報告いたします。
プログラム名:「ミャンマー水害被災者支援 2015」※2
・対応期間:3ヶ月(初動対応)
・予算枠: 2,000 万円(政府資金)
・対象地域: チン州、ラカイン州、サガイン管区、マグウェ管区
・出動予定 NGO:ジャパンハート、ブリッジ エーシア ジャパン
※1: Myanmar: Floods Emergency Situation Report No. 1 (as of 5 August, 2015)
※2:今後、被災地域の拡大が想定されるため、プログラムの期間・予算・地域については、現地の状況やニーズを注視しながら適宜検討していきます。