アンゴラ企業のジュースが、モンドセレクションのインターナショナル・ハイクオリティ・トロフィーを受賞

アンゴラの飲料メーカー、レフリアンゴ社のフルーツジュースが、2014年度モンドセレクションのインターナショナル・ハイクオリティ・トロフィーを受賞した。地元の通信社アンゴラプレスが6月3日付記事で報じた。

モンドセレクションとは、食品や飲料、化粧品などの品質を審査する民間評価機関。本部はベルギーにあり、日本でも、モンドセレクション受賞とパッケージに書かれた製品をよく見かける。今回レフリアンゴ社が受賞したインターナショナル・ハイクオリティ・トロフィーは、3年連続でモンドセレクション最高金賞か金賞を獲得した製品に与えられる。

レフリアンゴ社の製品審査カテゴリーは、ビール・水・ソフトドリンク部門。同部門では、ほとんどの企業がビールか水で受賞する中、レフリアンゴ社は、パッションフルーツ味とマンゴー味のジュースでの受賞となった。同社役員のエステバン・ダニエル氏は「今回の受賞は、アンゴラの産業の能力を示すきっかけになり、国際競争力を持つ製品を生み出すことが可能だという証明になった」と話す。

レフリアンゴ社は、2005年にアンゴラで設立。ジュース、ミネラルウォーター、トニックウォータが主な製品で、アルコール飲料も手掛ける。
主力商品は「ブルー」というブランドのジュース。スーパーマーケットなどで取り扱いがある他、首都ルアンダにあるケンタッキーの店舗でも販売されている。さらに、同社の製品は、ポルトガル、モザンビークなどのポルトガル語圏や、ナミビア、ベナンなどアフリカ諸国でも販売されている。

レフリアンゴ社は、製品の安全性を特に重視している。安全な食品を生産・流通・販売するための国際規格、ISO22000の認証を取得。着色料や保存料の不使用をアピールしたジュースも販売する。また、再利用可能ボトルの導入など、環境に配慮した企業活動を展開。子どもたちのための音楽コンテストやサッカー大会を開催するなど、社会貢献活動にも力を入れている。(西森佳奈)